脈あり・好意のサイン

冗談でよく笑ってくれるのは脈ありサインか。笑いと好意の研究

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We thought we were the only ones at this 9:10 pm showing of "Wolf Man"; on the way out, we saw there was one person, apparently homeless, sl
Photo: Eden, Janine and Jim from New York City / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons
AIによる調査公開されている研究論文をAI(Claude)が調べ、内容を確認して整理しました。特定の人を診断・判定するものではありません。出典は末尾にあります。

自分の冗談にいつも笑ってくれる。話していると相手がよく笑う。恋愛メディアでは「よく笑ってくれるのは脈ありサイン」とよく紹介されます。結論から言うと、好意を持つ相手の冗談には笑いやすく「面白い」と感じやすい傾向は、研究で確認されています。ただし会話の笑いの多くは、面白くない発言の後にも起きる社交的な反応で、笑ってくれることだけでは好意を判断できません。読めることと読めないことを、研究から切り分けます。

3行でわかる

  1. 3つの研究で、男女とも魅力を感じた相手の冗談には好意的に反応し、相手を「面白い」と評価しやすかった。笑いは関心の表れになりうる。
  2. 一方、会話の笑い1,200回を観察した研究では、99%以上が話の切れ目に入り、面白くない発言の後にも笑いが起きていた。笑いは礼儀や相づちの面も大きい。
  3. 関係の良さと結びつくのは「笑ってもらう量」より「二人が同時に笑う時間」。71組のカップル研究や、15,177人を統合したメタ分析がそれを支えている。

01何が起きているのか(悩みの正体)

「よく笑ってくれる=好意」という通説は、半分は研究と合っています。ただ笑いは、好意がなくても会話を円滑にするために出る反応でもあります。

恋愛の脈ありサインとして、「自分の冗談でよく笑ってくれる」「一緒にいるとよく笑っている」は定番の項目です。笑ってもらえるとうれしく、つい期待したくなるのは自然なことです。

けれども、笑いには二つの顔があります。一つは、相手への関心や楽しさから自然に出る笑い。もう一つは、会話の区切りで「聞いていますよ」「感じよく話したいです」と伝えるための、ほとんど無意識の社交的な笑いです。職場や初対面の場面では、後者もごく普通に起きます。どちらの笑いなのかを、笑いの量だけで区別するのは難しいのです。笑顔そのものの見分け方は作り笑いと本物の笑顔の研究で、笑いのツボが合うかどうかはユーモアと相性の研究で扱っています。この記事では「相手がよく笑ってくれること」が好意のサインになるかに絞って検証します。

02研究でわかっていること

好意がある相手の冗談には笑いやすいことは確認されています。一方で、会話の笑いの多くは面白さと関係なく入る社交的な合図で、笑いだけで好意は判定できません。

Li・Griskevicius・Durante ほか(2009年)[1]

3つの研究で、男女どちらも、最初の段階で魅力を感じた相手に対しては、自分から冗談を言いやすく、相手の冗談に好意的に反応し、相手を「面白い人」と評価しやすかった。著者らは、ユーモアのやり取りが「関係への関心」を示す合図として働くと考えている。

対象: 男女を対象にした3つの研究 / 限界: 好意が笑いを増やす傾向を示したもので、笑ってくれたことから相手の好意を当てられる精度は示していない。

Provine(1993年)[2]

公共の場で若い大人の会話を観察し、1,200回の笑いを記録した。99%以上の笑いは文や句の切れ目に入り、話の流れを邪魔しなかった。笑いは冗談だけでなく、文脈の外ではとくに面白くない発言や質問の後にも起きていた。聞き手より話し手の方がよく笑い、男女とも男性の話し手に対してより多く笑っていた。

対象: 公共の場での自然な会話 / 限界: 1993年発表の観察研究で、笑った人の好意との関係は調べていない。

Kurtz・Algoe(2015年)[3]

異性カップル71組に「二人の出会い」について話してもらい、録画した笑いを数えた。ほかの笑いの量をそろえて分析しても、二人が同時に笑っていた時間の割合が高いほど、関係の質・親密さ・支えられている感覚の評価が高かった。

対象: 交際中の異性カップル71組 / 限界: すでに付き合っている二人の相関研究で、出会ったばかりの相手の好意を測ったものではない。

Bryant ほか(2016年)[4]

24の社会の966人に、二人が一緒に笑う数秒の音声を聞かせた。聞き手は、二人が「友人同士」か「知り合ったばかり」かを53〜67%の正解率で見分けた。判断の手がかりは、自然に出た笑いに特有の声の出方だった。

対象: 24の社会の966人 / 限界: 友人か初対面かの区別で、恋愛感情の有無を見分ける研究ではない。正解率も最大で7割弱にとどまる。

Hall(2017年)[5]

39本の論文・43サンプル、計15,177人を統合したメタ分析(多くの研究をまとめて分析する方法)。前向きなユーモア6種類はすべて恋愛関係の満足度と正の関係があり、相手をけなすような否定的なユーモア5種類のうち4種類は負の関係があった。本人が自己申告したユーモアより、二人の間で共有されるユーモアの方が満足度との関係が大きかった。

対象: 39論文・15,177人 / 限界: 交際中の関係の満足度を見たもので、交際前の脈ありの判定には直接使えない。

03見抜くサインと、身を守る小さな一歩

笑ってくれることから読めるのは「会話を楽しんでいる・感じよく接したい」までです。好意かどうかは、その人の普段や、笑い以外の行動とあわせて判断します。

  • 読めること: 冗談に笑ってくれる、一緒に笑う時間が多いのは、少なくとも会話を前向きに受け止めているサイン
  • 読めないこと: その笑いが恋愛感情なのか、礼儀や場の空気を保つための笑いなのか
  • 注意点: 笑いは話し手側の方が多く、相手の立場(上司・客など)によっても増える。誰にでもよく笑う人もいる
  • 別物として見る: 自分を笑いものにする・けなす笑いは、関係の満足度の低さと結びついていた。「よく笑う」でも中身は分けて考える
1

その人の「普段の笑い方」と比べる

誰にでもよく笑う人もいる。自分の前だけで笑いが増えたかどうかを見ないと、好意の手がかりにはならない。

所要 1分

2

「一緒に笑えたか」を振り返る

一方的に笑ってもらうより、二人が同時に笑う場面が多いかの方が、関係の良さと結びついていた。

所要 3分

3

笑い以外の行動とあわせて見る

誘いへの返事、会おうとする頻度、話の続け方など、別の行動が同じ方向を向いているかを確かめる。

所要 5分

4

気になるなら言葉で確かめる

笑顔から推測を重ねず、食事に誘うなど小さな行動で反応を見る方が確かな答えに近づける。

所要 5分

04距離の取り方と相談先

笑ってくれたことを好意の証拠と決めつけず、相手のペースを尊重して少しずつ距離を縮めれば十分です。悩みが強く続くときは相談窓口があります。

  • 笑顔や笑いは「感じよく接してくれている」として受け取り、好意の確定とは扱わない
  • 職場や取引先など立場の差がある相手の笑いは、礼儀の要素が大きくなりやすい。断りにくい誘い方は避ける
  • からかいや嘲笑が続いてつらい、相手との関係で気持ちの落ち込みが長く続くときは、こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)やカウンセリングに相談する

05よくある質問

冗談で笑ってくれることと好意の関係について、よくある疑問にお答えします。

冗談で笑ってくれる人は、自分に好意があるのですか?

好意がある相手の冗談には笑いやすく、面白いと感じやすい傾向は研究で確認されています。ただし会話の笑いの多くは、面白くない発言の後にも起きる社交的な反応です。笑ってくれることだけで好意と決めるのは早く、誘いへの反応など別の行動とあわせて見る方が確かです。

よく笑う人は誰にでも笑っているだけでは?

その可能性は十分にあります。会話の笑いは面白さへの反応というより、話の区切りに入る社交的な合図の面が大きいと報告されています。自分の前でだけ笑い方が違うかは、その人がほかの人と話すときの普段の様子と比べないとわかりません。

一緒に笑う回数が多いカップルは長続きしますか?

71組のカップルを録画した研究では、二人が同時に笑っていた時間の割合が高いほど、関係の質や親密さの評価が高い傾向がありました。ただし相関の研究で、笑えば関係が良くなるという因果までは確かめられていません。

しぐさ・ボディランゲージ索引で「冗談でよく笑ってくれる」を見る
ほかのしぐさも50種類から調べられます。4択クイズもあります。

出典

  1. Li, N. P., Griskevicius, V., Durante, K. M., Jonason, P. K., Pasisz, D. J., & Aumer, K. (2009). An evolutionary perspective on humor: Sexual selection or interest indication? Personality and Social Psychology Bulletin, 35(7), 923-936. https://doi.org/10.1177/0146167209334786
  2. Provine, R. R. (1993). Laughter punctuates speech: Linguistic, social and gender contexts of laughter. Ethology, 95(4), 291-298. https://doi.org/10.1111/j.1439-0310.1993.tb00478.x
  3. Kurtz, L. E., & Algoe, S. B. (2015). Putting laughter in context: Shared laughter as behavioral indicator of relationship well-being. Personal Relationships, 22(4), 573-590. https://doi.org/10.1111/pere.12095
  4. Bryant, G. A., Fessler, D. M. T., Fusaroli, R., et al. (2016). Detecting affiliation in colaughter across 24 societies. Proceedings of the National Academy of Sciences, 113(17), 4682-4687. https://doi.org/10.1073/pnas.1524993113
  5. Hall, J. A. (2017). Humor in romantic relationships: A meta-analysis. Personal Relationships, 24(2), 306-322. https://doi.org/10.1111/pere.12183