駆け引きと心理

好きな人のSNSをわざと見ないのはなぜか。既読を隠す心理の研究

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Photo: Top Down Tech / CC0 / Stocksnap
AIによる調査公開された研究をAIが調べて整理しました(特定の人を診断するものではありません。出典は末尾)。

好きな人のストーリーを、見たいのにあえて見ない。既読の記録が残ることで、興味を持っていることが相手にバレてしまうからだ。この「見られている意識」が行動を変える現象は、SNS研究の分野で継続的に調べられている。

3行でわかる

  1. 「誰かに見られているかもしれない」という想像上の監視意識が、SNS上の行動を変えることが調査で確認されている。
  2. 相手が自分を好意的に見ていると伝えられた人ほど、自己呈示(見せ方の調整)を積極的に行う傾向が実験で示された。
  3. この傾向は、自分の反応が相手に見られると分かっている場合に、特に強くなることも確認された。

01「見られているかもしれない」が行動を変える

実際に見られているかどうかより、見られているかもしれないという想像が行動を左右する。

大学生を対象にした質的調査では、SNS上でのさまざまな「見ている人」の存在を想像することが、投稿や閲覧といった自己呈示の仕方に影響を与えていることが確認された。プライバシー設定の調整、自己検閲、裏アカウントの使用など、複数のパターンで「見られているかもしれない」という意識への対処が見られた。ストーリーをわざと見ない行動も、この「想像上の監視」への対処のひとつと位置づけられる。

02科学的にわかっていること

相手にどう見られるかを意識すればするほど、行動は慎重に、かつ戦略的になる。

想像上の監視に関する質的研究[1]

大学生を対象にしたインタビュー調査。複数のSNS上で「誰が見ているかわからない」という想像上の監視意識が、自己呈示の仕方を一定のパターンで変化させることを確認した。プライバシー設定の活用、自己検閲、裏アカウントの使用などが主な対処行動として挙げられた。

対象: 大学生を対象にした質的インタビュー調査 / 限界: 質的研究のため、行動の頻度や強さを数値で示したものではない。

Miller(パデュー大学)[2]

相手が自分をどれだけ好意的に評価しているかを操作した実験。相手から高く評価されていると伝えられた参加者ほど、自分の見せ方(戦略的自己呈示)を積極的に調整する傾向が確認された。さらに、自分の回答が相手に見られると分かっている場合、この傾向はより強まった。

対象: 大学生を対象にした実験(相手からの評価と公開・非公開の条件を操作) / 限界: 実験室での短期的な状況設定であり、実際のSNS上の長期的な行動そのものを追跡したものではない。

Alsaggaf(2020年)[3]

サウジアラビアの若年男女450人を対象にした調査。交際・婚約を検討する相手のSNSアカウントを事前に確認する「社会的監視」行動が広く行われており、投稿内容が価値観に合わない場合など、相手への評価が下がる要因になることを確認した。

対象: サウジアラビア・ジェッダ在住の若年男女450人 / 限界: 特定の文化圏・婚姻観を前提にした調査であり、他の地域にそのまま一般化できるとは限らない。

03「見ない」行動の意味を見誤らないために

見ない・見せないという行動は、無関心の証拠にも、意識しすぎている証拠にもなりうる。

1

「見ない=興味がない」と決めつけない

興味があるからこそ痕跡を残したくないという心理が働くことが、研究の文脈からも読み取れる。

2

自分の行動も「見られている前提」で歪んでいないか振り返る

見られているという意識は、誰にとっても自然な行動の歪みを生む。相手も自分も例外ではない。

3

SNS上の駆け引きだけで判断しない

既読・未読やストーリー閲覧のパターンは、実際に会っているときの態度と合わせて見る方が確実。

04よくある質問

ストーリーをわざと見ないのは、相手に興味がない証拠?

逆のケースも多く報告されています。「誰かに見られている」という意識が自己呈示行動に影響することが研究で示されており、興味があるからこそ既読の記録を残したくないという心理が働くことがあります。見ないこと自体を興味の有無の直接的な証拠にはできません。

相手が自分に好意的だと感じると、SNSでの振る舞いは変わる?

実験では、相手が自分を好意的に評価していると伝えられた参加者ほど、自己呈示(見せ方の調整)を積極的に行う傾向が示されました。特に自分の反応が相手に見られると知っている場合、この傾向はより強くなりました。

出典

  1. "You never really know who's looking": Imagined surveillance across social media platforms. New Media & Society, 21(1), 119-138. https://doi.org/10.1177/1461444818791318
  2. Miller, J. Purdue University. Impression management in dating: The effect of perceived partner liking on the use of strategic self-presentation. https://docs.lib.purdue.edu/dissertations/AAI1479718
  3. Alsaggaf, R. M. (2020). The Egyptian Journal of Media Research. Social surveillance and engagement decisions on social networking sites. https://ejsc.journals.ekb.eg/article_138352.html?lang=en