脈あり・好意のサイン

会う回数が多いほど好きになるのか。単純接触効果を恋愛の研究で読み解く

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; Rooms of places I've been, lived, rented, etc. Random interior pictures.
Lecture hall with many seats
Photo: Yinan Chen / Public Domain / Wikimedia Commons
AIによる調査公開された研究をAIが調べて整理しました(特定の人を診断するものではありません。出典は末尾)。

最初は何とも思っていなかった相手なのに、何度も顔を合わせるうちに気になり出す。よくある話ですが、この現象には心理学の裏付けがあります。ただし「会えば会うほど好かれる」わけではないことも、同じ研究からわかっています。

3行でわかる

  1. 実際の講義に4人の「サクラ」が0〜15回出席する実験では、出席回数が多い人ほど、写真を見せられた学生から魅力的だと評価された。
  2. 134件・208の実験をまとめた分析でも、接触回数と好意の関係は再現性のある効果として確認されている。
  3. 一方で、相手の情報を知れば知るほど好きになるわけではなく、違いが見えるほど逆に好意が下がるという研究結果もある。

01「見慣れる」だけで好意は上がる

直接話さなくても、同じ相手を繰り返し見るだけで好意的な評価が上がる現象は「単純接触効果」と呼ばれる。

心理学者ロバート・ザイアンスが1968年に提唱した考え方で、初対面の印象が中立かややよい場合、接触の回数が増えるほど、その対象への好意が高まりやすいというものです。相手と話す必要すらなく、ただ視界に入る回数が増えるだけで効果が出ることが報告されています。

02科学的にわかっていること

実際の対人関係でも接触回数と好意の関係は確認されているが、情報量が増えすぎると逆効果になることもある。

Moreland & Beach(1992)[1]

大学の講義に、4人の女性(サクラ)をそれぞれ0回・5回・10回・15回出席させ、一切会話はさせなかった。学期末に受講生へ写真を見せて評価してもらったところ、出席回数が多かった女性ほど「魅力的」「親しみを感じる」と評価される傾向が確認された。

対象: 大学の心理学講義の受講生130人 / 限界: 実験室ではなく実際の講義で行われたが、恋愛関係そのものを検証したものではない。

Bornstein(1989)[2]

1968年から1987年までに行われた134件・208の実験結果をまとめた分析。接触回数が増えるほど対象への好意が高まる効果は、様々な条件下で一貫して確認された。

対象: 単純接触効果を扱った134件の研究 / 限界: 対象は人物に限らず、単語や図形なども含む幅広い実験のまとめ。

Norton・Frost・Ariely(2007)[3]

相手についての情報が増えるほど好意が高まると多くの人は思いがちだが、実際には情報が増えるほど、平均して好意は下がる傾向が確認された。情報が増えると、自分と違う点が見つかりやすくなり、それが好意の低下につながると説明されている。

対象: 6つの実験(性格特性のリストを使った実験など) / 限界: 直接会って話す場面ではなく、相手の情報を読んで評価する形式の実験が中心。

03気になる相手との距離を縮めるには

無理に情報を集めようとせず、自然に顔を合わせる回数を増やすことを優先する。

1

同じ場に自然と居合わせる回数を増やす

サークルや職場など、無理なく顔を合わせられる場に継続して参加する。

2

最初の印象を大きく崩さない

効果が出やすいのは第一印象が中立かややよい場合。無理に自分を印象づけようとしない。

3

プロフィールや噂話で判断しすぎない

会う前の情報収集に頼りすぎると、違いばかりが目につきやすくなる。実際に会って確かめる機会を大事にする。

04続けるためのコツ

短期間に集中して顔を合わせる方が、間隔が空くよりも効果が出やすいとされている。

05よくある質問

嫌われている相手にも単純接触効果は効く?

効きにくいとされています。単純接触効果は、最初の印象が中立か、ややよい場合に働きやすいという条件があります。すでにマイナスの印象を持たれている場合、会う回数を増やすとかえって印象が悪化することもあると報告されています。

LINEやSNSでのやり取りでも効果はある?

直接会う場面を中心に検証されてきた研究が多く、SNS上のやり取りだけでどこまで同じ効果が出るかは、この記事で紹介した研究だけでは断定できません。ただし顔や姿を繰り返し目にすること自体が鍵とされているため、通話やビデオ会議などの視覚的接触は近い効果が期待されると考えられます。

出典

  1. Moreland, R. L., & Beach, S. R. (1992). Exposure effects in the classroom: The development of affinity among students. Journal of Experimental Social Psychology, 28(3), 255-276. https://doi.org/10.1016/0022-1031(92)90055-O
  2. Bornstein, R. F. (1989). Exposure and affect: Overview and meta-analysis of research, 1968-1987. Psychological Bulletin, 106(2), 265-289. https://doi.org/10.1037/0033-2909.106.2.265
  3. Norton, M. I., Frost, J. H., & Ariely, D. (2007). Less is more: The lure of ambiguity, or why familiarity breeds contempt. Journal of Personality and Social Psychology, 92(1), 97-105. https://doi.org/10.1037/0022-3514.92.1.97